不思議な食べ方


不思議な食べ方をする若者が多いと聞いた。主食の他に何品かある副菜をまんべんなく食べるのではなく一品ずつ片付けていくという食べ方をするという。例えば焼魚、冷奴、煮物、揚げ物、香の物が食卓にあるとする。最初に焼魚をひたすら食べ、それが終わると煮物だけを食べるといった具合だ。僕らも好きなものを意図的に最後まで取っておくという食べ方はする。だがそれとはどうも違うらしい。一体なんでこんな食べ方をするのだろう?食べるという本能に基づく行為は理性よりも習慣により支配されやすい。ではその習慣とは何か。考えるにこれはファースト・フードなどを小さい頃から食べている習慣ではないだろうか。惣菜パン、ハンバーガーなどの食べ方はまさにこれと同じである。若者達は癖になるほどいわゆるジャンク・フード漬けになっているとすると由々しきことである。