勘ぐる

米国でのトヨタ車問題が断続的に続いてゐる。いきなり急加速して速度が落ちることなく危険な経験をしたという報告が何件かあつたやうだが、その幾つかは首を傾げたくなるやうな話もある。公聴会で証言した女性の話は、アクセルから足を離しても車は加速し続け、ブレーキが効かなくなり、ギアをニユートラルに入れてもバツクに入れても減速しなかつたといふものだ。技術的なことは素人だから分からなゐが果たして時速100キロ以上での走行中にバツク・ギアにギアは入るのだらうか。仮に入つたとしてもギアは壊れないのか?壊れれば動力の伝達は出来なくなるだらうし、さうなれば加速し続けるといふ現象は起こらなゐ。そんな風に考へてゐるとぽつぽつと証言内容の疑惑を深める報道が出てきた。全てが虚偽だと判断するには時期尚早だが日本のプリウスに同じ欠陥がなく、米国にのみ多発するのは何か違つた理由があるのではなゐかと勘ぐつてしまう。